教員採用試験において、近年、子どもの心理に関する問題、特にカウンセリングに関する出題が増えているように感じます。
タイトルの「カウンセリングマインド」とは、「受容・共感的理解・自己一致(傾聴)」を基本とした、カウンセリングを行う際の態度や心がまえのことです。
カウンセラーはもちろんですが、教師にとっても、子どもの立場に立って無条件にあるがままを受け止める「カウンセリングマインド」は必要です。ときには毅然とした態度で指導を行うことも当然あるでしょうが、やはり「先生は自分を大切に思っているんだ」という気持ちを子どもに伝えなければならないと思います。
小学生の頃、当時いろいろな悪戯をしては担任の先生に呼び出され、よく叱られたものです。
でも、先生はいつもじっくりと話を聞いてくれました。泣きながら「ごめんなさい」と謝る私に、どうしてやってはいけないことなのかをやさしく教えてくださった先生。
よく「試験勉強は実際の校務には役立たない」と言われますが、せっかく勉強するからには単なる暗記学習にしてしまわず、その内容や本質をしっかり身につけていただきたいなと思います。