試験勉強をしているとき、自分には集中力がない、などと落ち込んだことはありませんか。
試験日が近付くこの時期になると、気持ちばかりが焦って、余計に集中できなくなる。そして、そんな自分を追い詰めてしまう。悪循環です。
しかし、本当に集中力がないのでしょうか。
よく思い出してみてください。テレビを見ているとき、小説を読んでいるとき、まわりにいる誰かに声をかけられても、まったく聞こえなかったという経験はありませんか。
人は、好きなことをやっているときは、必ず集中しているものです。集中力のない人などいないのです。
こう言うと、試験勉強は楽しいものではないと思う方がいるかもしれません。
そこで、次に逆転の発想を使います。
ある人がこんなことを言っていました。「ありがとう」と思っていなくても、常に「ありがとう」と心の中で言い続ける。すると、人間の脳というのは不思議なもので、本当に「ありがとう」という気持ちになってくるものだと。本来は、「ありがとう」と思える出来事があるから、「ありがとう」という気持ちが生まれるのですが、それを単純に逆から考えてみるのです。
そうなのです。たとえ、楽しいと思っていなくても楽しいと思い続ける。そうすれば、試験勉強もいつの間にか楽しくなってくるのです。
この二つをうまく利用して、これから待ちうけている新しい未来に向かってどうか頑張って下さい。