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NHKのアナウンサーに、堀潤という方がいらっしゃいます。
夜9時からのNHKニュース『ニュースウオッチ9』でレポーターをやっていた人で、NHKアナウンサーという感じのしない、なかなかにエネルギッシュな方です。 その堀さんが、先日就職活動について話していたので、今日はそこから引用したいと思います。 就職活動中の大学生と企業の人事の方が飲みながら腹を割って話すと言う番組企画がり、以下はそれを終えての堀氏の発言です。 ========================= 今日は青森から弘前大学の皆が就活バスツアーで、福島での説明会を経由して、東京の説明会に参加していた。夜行バスでの移動だ。「地方にいたら情報が限られるんです」このバスツアーも弘前大学の学生が自分たちで企画したと言ってたけど、本当に頑張っている!! 人事担当者と学生達の飲み会の様子、今日はインタしながら自分でカメラまわしたよ。ニュースウォッチ9の頃はよくやっていたけど、ん~、楽しかった!インタするタイミングと映すタイミングが一緒だと肉薄しやすい。社長も人事担当者も学生もビールを飲んで顔を真っ赤にしながら意見をぶつけ合ってたよ。 人事「皆にほんと言いたいのは、マニュアル通りの受け答えしないでくれる?質問してる内容に事前に準備してきた話をされると“柔軟性無し”と判断しちゃうんだよ」 学生「いや、マニュアルはダメって皆知っているから、そうじゃないはず。事前に内容考えちゃだめってことですか?」 人事(ごくりとビールを飲んで)「質問に対して、その場で感じた事を素直にこたえて欲しいんだよ」 学生「でも、御社の研究して準備するのは当然だと思うんですけど」 人事「でもその準備した答えって、こっちがどんな質問しても同じような内容で返ってくるのが残念」 学生「どういうことですか?」 人事「はじめにどんな仕事したいの?って聞いたら必ず『御社では環境保護をテーマに商品開発を行っていると聞きました。御社製品の●●や△△などの商品開発に私も携わってみたいと思っています」とか応えてくれるけど、そんなことを聞きたいわけじゃないんだって」 学生「えっ?どういうことですか」 人事「別にうちの会社に限らなくていいから君はどんな仕事をしたい人間なのか?って聞いているんだよ。例えば『世界でシェアをとるために今までにはなかった●●をつくってみたい。それができる企業を探しているんです』とか言われると、おっ!いいなって思う」 学生「えーっ。面接官には、いかに自分がその企業が好きか、興味があるかって話をしないといけないと思ってました。そちらの会社じゃなくてもいいんですけどこれがしたい!って言っていいんですか?」 人事「ほら。それってなんかマニュアル的な考えじゃん。皆もっと自由なんだって」 学生「どんな学生だと面接落ちちゃうんですか?」 人事「酔っぱらってきたから言っちゃうけど、声が小さい子、一声きいて、う~んって思っちゃう」 学生「それってひどくないですか?」 人事「企業って、ほとんどの部署が人と関わるからね。一緒に働いていて元気になれるような仲間が欲しいんだよ」 40人程の企業経営者や採用担当者、若手社員などが学生と飲みながらさっきのような話を語っていたけど、学生の一人が言ってた。「人事の人も、僕らと同じ人間なんですね。たくさん話をすると、悩んでたり困ってたり、失敗したりって、普通の人なんだなって。説明会だけじゃ絶対わからない」。 2時間あまりの飲み会だったけど、終わった後の学生の皆、とても活き活きしていた。 堀「何か発見しちゃった?」 学生「就活は企業を肌で感じろってことですか!」 堀「おおっ。」 学生「今度から説明会いったら、色々根掘り葉掘りこっちから話しかけることにします。今まで遠慮してたけど。楽しめそう」 全然関係ないですけど。 僕が就職活動はじめる頃に大ヒットした映画「踊る大走査線」。 青島刑事のあの台詞「事件は会議室でおきているんじゃない。現場でおきているんだ!!」 僕がNHKを変えなきゃ!と思って入局したのは、きっとあの映画のせいだと思います。 僕がテレビの世界に入りたいと思ったきっかけは、当時アルバイトで塾の講師をしていた時の経験でした。小学生や中学生を教えていたんですけど、皆ものすごく冷めていた印象だったんですね。変に大人というか。「皆、ニューヨークって知ってる?」って聞くと皆「知ってるよ。自由の女神だろ」と即答。 堀「自由の女神、見にいきたい人!」生徒「別にいいよテレビで見たことあるし」。日頃から話をすると確かに、生徒はみんな色んなことを良く知ってたんですよね。でも「自分の目で見たの?」って聞くと、大抵「見た事ないけど知っている」という答え。それを聞いた時に「あー、まずいかも」って思った。 テレビがこの子たちの想像力を奪っているかも。テレビが「知ったかぶり」を量産してるかも。自分で見たり、聞いたり、触れたりして得られる感動の素晴らしさを、教えてあげたい、アルバイト教師だけど、僕のこと先生って呼んでくれるし、どうにかしなきゃって思った。そうだ!テレビを変えよう!! だからテレビ局に入って、観ている子ども達が自分自身の目や耳で確かめたくなるような番組を一杯つくろうって思ったんです。だから僕が現場に行って、こんな事が起きてる、あんな事が起きてるって、走り回って皆の案内人になって、現場はスゴイぞ!君もここにおいでよ!そういう仕事がしたいと思った。 「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きているんだ!」あの台詞の流行は丁度その頃でした。就職活動、当時も氷河期だったけど、しっかり闘えた気がする。「子ども達に想像力を」この想いを伝えればきっと誰か共感してくれるに違いないって思ってたから面接はそれを確かめにい行く作業だった。 今日の就職説明会の取材で学生の皆の感想を聞いていて嬉しかった言葉。「私のこれからの就活は変わります。もっともっと聞きたい、知りたいと思って人と接します。そして、思いっきり、自分の夢を語ってみようと思います」よし!みんなー!その調子だー!!!企業に負けるなー!!!」 ========================= これらを読んで、一番思ったのは、「職業は手段」なんだということです。 何をしたいから、その職を目指すのか。 何をしたいから、そこを受験するのか。 受講生の皆さんは、教師になりたい、という夢を持っていると思います。 では、なぜ教師になりたいのか。子供が好きなら、その成長に関わりたいという理由なら、教師でなくても職種はたくさんある。その中で、なぜ敢えてその県の教員になろうと思ったのか。何故教員でなければならなかったのか。面接官が聞きたいのは、その部分なのだと思います。 「教師になって○○したい」よりも、「○○をするために教師になりたい」。 それが、「使命感」なのだと思います。 そんなことを感じさせてくれる、堀氏の言葉でした。 まだまだ寒い日が続きますが、もうあと一か月半で新年度。受験生の皆さんはスパートをかける時期だと思います。これを機に、もう一度自分の「やりたいこと」を顧みてみるのも良いかもしれません。(Pain)
by kyoueigakuin
| 2011-02-10 10:51
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