いよいよ明日、デンマークのコペンハーゲンで、2016年のオリンピック開催地が決定します。このオリンピック開催地としては、東京、シカゴ、マドリード、リオデジャネイロの4都市が候補として挙がっています。
都市型でコンパクトな、新しいオリンピックの在り方を提案する東京、オバマ大統領の地元であり、1996年のアトランタオリンピック以来の北米大陸での開催を目指すシカゴ、世論の支持が非常に高いマドリード、南米大陸初の開催を目指すリオデジャネイロ。それぞれの都市にはそれぞれの特徴があり、甲乙つけがたい印象を受けます。
ただ、オリンピックはスポーツの祭典であり、経済面での振興や国威発揚のためになされるものではありません。近代オリンピックの父、グーベルタン男爵の理念をもとに、IOC(国際オリンピック委員会)がどのような判断を下すのか。その決定に注目が集まります。しかし、どこに決定しようとも、再び私たちにスポーツの素晴らしさを認識させてくれる舞台になることは間違いないでしょう。(250)